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~第59回国際歯科研究学会日本部会(JADR)総会・学術大会を開催するにあたって~
この度の東北関東大震災によりお亡くなりになられた方にお悔やみを申し上げますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
第59回国際歯科研究学会日本部会(JADR)総会ならびに学術大会を広島で開催できますことを大変光栄に存じますとともに、村上会長はじめ関係者の皆様に感謝申し上げます。
さて、情報のフラット化によるグローバルな価値観の変化に加えて、国内にでは少子高齢化に伴う社会構造や疾病構造の変化など、我が国の歯科医学・医療を取り巻く環境も急速に変化しています。そこで、本学術大会では、このようなパラダイムシフトの中で、我が国の特性と調和させながら生物学に基づいた歯科医学研究の展開を再考するという観点から、大会のテーマとして「Evolution
of Harmonized Biodental Sciences」と定めさせていただきました。特別講演として、IADRならびにKADRから講師を招き、今後の歯科医学研究の方向性ならびにアジアの地域性と調和した生物歯科医学のあり方についてご講演いただくとともに、我が国の肝臓疾患研究の第一人者である茶山一彰教授に、最新の知見をお話ししていただきます。
また、大会中には3つのシンポジウムを企画し、“Novel Infrastructure technologies for Constitutive Innovation of Clinical Dentistry”、“Brain Mechanisms Underlying Regulation of Oral Functions”、“Host-parasite Interaction through Epithelial Barrier”の課題について議論を深めていただきたいと考えております。
また、一般演題に加えて、Hatton Awardセッションを設け、皆様のご意見をいただくことで本選での発表に向かってbrush upしていただければと考えております。
今回の学術大会では、大会終了後(10月9日の午後と10月10日の午前中)に4th Hiroshima Conference on Education and Science in Dentistryを企画しております。これは広島大学歯学部創立40周年を記念して2006年に第一回目を開催した国際シンポジウムで、今回で4回目になります。アジア各国の代表的な歯学部から学部長をはじめとする数十名の参加者に加えて、内外の第一線で活躍されている方々をお招きして、歯科医学研究や教育に関する発表や討論を行っております。JADR学術大会に参加されました皆様には、本カンファレンスに無料で参加していただけますので、もう一日予定を延ばしていただきこちらにも参加してくださいますようお願いいたします。
学会場は広島平和記念公園に隣接する広島国際会議場です。会期中に是非とも平和記念資料館にもお立ち寄りいただき、「平和」を再考していただければと思います。皆様にとって、本学術大会が実り多いものとなることを願っております。

第59回JADR総会・学術大会長 高田 隆 広島大学大学院医歯薬学総合研究科 口腔顎顔面病理病態学 |
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